中目黒駅北側の上目黒一丁目20・21番では、2026年8月21日に駅前北地区の都市計画が決定しました。住宅・商業と歩行空間、広場、防災機能を組み合わせる計画です。都市計画決定を着工・竣工と混同せず、目黒川と山手通りを渡る日常動線から影響を見ます。
- 駅前北地区は2026年8月に都市計画決定。
- 約0.6haで住宅・商業・広場・歩道状空地を計画。
- 既存のアトラスタワーやGT、駅周辺の公共空間施策とは別事業。
駅と計画の位置関係

施設構成図の根拠:行政・事業者の資料。作図・確認:2026-09-29/Smart Select。施設構成図は編集部作成で、上の公式地図とは別の図です。
計画の全体像
| 計画・場所 | 内容 | 段階・時期 |
|---|---|---|
| 中目黒駅前北地区第一種市街地再開発事業 上目黒一丁目20・21番、駅北側 | 住宅・商業・広場・歩行空間 | 2026-08-21都市計画決定 建築工事の完成日が確定した段階ではない 一次資料 |
| 中目黒駅周辺地区都市再生整備計画 駅周辺の公共空間等 | まちなかウォーカブル推進 | 区による公共空間施策 駅前北地区の建物とは別工程 一次資料 |
駅前北地区|狭い敷地と道路の課題を解く
山手通りの拡幅で残った小さな敷地や細街路、老朽・非耐火建物の集積が背景にあります。歩道のない道路で人と車が交錯する課題に対し、土地の共同利用と歩行空間・広場を合わせて整備する方針です。
地権者有志による2017年の研究会、2020年の準備組合設立を経て、2025年7月に提案書が区へ提出されました。2025年10月の原案の案、2026年3月の原案、同年6月の案に関する手続き後、8月21日に都市計画が決定されています。
地権者の準備組合が計画づくりを進め、丸紅都市開発と東急が事業協力者として関与しています。都市計画手続きを担う目黒区と、今後の組合施行を担う側では役割が異なります。
目黒区:中目黒駅前北地区(資料:2026-09-01更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:都市計画審議会説明資料(資料:2025-10-01/確認:2026-09-29)
住宅・商業と、浸水に備えた公共空間
決定概要は、中高層部の都市型住宅、低層部の生活支援・商業施設、広場・歩道状空地等を示しています。高さ160mは都市計画で定める最高限度で、完成建物の実測値や階数ではありません。
住宅の居室、防災センター、電気設備等を浸水想定深さより高い位置に設ける方針も記載されています。広場を複数の階層へ配置するため、地上の歩行ルートだけでなく階段・昇降機の位置が使い勝手に関係します。
目黒区:決定した都市計画の概要(資料:2026-08-21都市計画決定/確認:2026-09-29)
事業化と資金負担をどう見るか
都市計画は用途・規模・地区施設等の枠組みを定める段階です。組合設立、権利変換、建築着工は別の手続きであり、決定日から完成日や最終事業費を逆算することはできません。
組合施行の再開発では、保留床の処分等の民間資金と対象となる整備への補助などを組み合わせます。一方、区のウォーカブル推進事業は都市再生整備計画に基づく交付金等の制度を使う公共空間施策です。両計画の年度予算や事業費を合算して「駅前北地区の全費用」とは扱いません。
目黒区:中目黒駅前北地区(資料:2026-09-01更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:中目黒駅周辺地区都市再生整備計画(資料:2026-04-04更新/確認:2026-09-29) / 東京都:市街地再開発事業の仕組みと地区一覧(資料:掲載日なし/確認:2026-09-29)
暮らしと投資用マンションへの影響
以下は公表計画をもとにした編集部の分析・物件選定の確認点です。価格・家賃の上昇を予測するものではありません。
需要と生活
駅北側の買い物や歩きやすさの改善は生活上の利点になり得ますが、川沿いの混雑や夜間の音も住宅としての条件です。観光・飲食利用者を長期賃貸の入居者数へ置き換えません。
供給と立地
新規住宅は既存の築浅・高層住宅との競合が考えられます。ワンルームと広めの住戸では市場が異なるため、実際の面積・家賃・設備が出た段階で比較します。
工事
計画区域に接する住戸では日照・眺望・荷さばき経路も確認対象です。工事中の迂回や生活施設の移転と、完成後に使える空間を分けます。
保有判断
都市計画決定という節目だけで売却価格を上乗せせず、現時点の成約事例と手取り家賃を基礎に判断します。計画変更や長期化の際の修繕費も見積もります。
保有・売却の検討と関連記事
現在の家賃・返済・修繕費を入力し、保有・売却シミュレーション(無料登録)で手残りを比較できます。シミュレーションは再開発による値上がりを自動予測するものではありません。
よくある質問
中目黒駅の計画はどの段階ですか?
中目黒駅北側の上目黒一丁目20・21番では、2026年8月21日に駅前北地区の都市計画が決定しました。住宅・商業と歩行空間、広場、防災機能を組み合わせる計画です。都市計画決定を着工・竣工と混同せず、目黒川と山手通りを渡る日常動線から影響を見ます。
再開発だけで家賃や売却価格は上がりますか?
断定できません。利用する改札、駅までの経路、築年数・間取り、競合住戸の募集条件、修繕・返済負担を合わせて比較します。
主な出典と確認日
目黒区:中目黒駅前北地区(資料:2026-09-01更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:中目黒駅周辺地区都市再生整備計画(資料:2026-04-04更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:都市計画審議会説明資料(資料:2025-10-01/確認:2026-09-29) / 目黒区:決定した都市計画の概要(資料:2026-08-21都市計画決定/確認:2026-09-29) / 東京都:市街地再開発事業の仕組みと地区一覧(資料:掲載日なし/確認:2026-09-29)