自由が丘駅周辺はどう変わるのか

自由が丘駅正面口側ではミューズスクエアが2026年9月17日に開業しました。一方、東地区は別の組合・区域による再開発で、都市計画決定後の手続きが進んでいます。今すぐ使える商業施設と、これから具体化する住宅・道路計画を分けて見る駅です。

  • 一丁目29番地区の商業施設は開業済み。
  • 東地区は一丁目10〜13番の約0.9ha。別の再開発。
  • 駅南側の世田谷区奥沢も利用圏に含むが、2計画の所在地は目黒区。

駅と計画の位置関係

自由が丘駅周辺の公式地図:目黒区「自由が丘東地区」位置図
東地区は駅の東側に位置します。正面口側の自由が丘一丁目29番地区とは区域も事業主体も異なります。図版引用:目黒区「自由が丘東地区」位置図/確認:2026-09-29タップ・クリックで拡大
自由が丘駅周辺の公式地図:目黒区「自由が丘一丁目29番地区」位置図
正面口側の自由が丘一丁目29番地区の区域図です。上の東地区の図とは対象が異なり、完成したミューズスクエア側の位置を確認するために掲載しています。図版引用:目黒区「自由が丘一丁目29番地区」位置図/確認:2026-09-29タップ・クリックで拡大
自由が丘駅の主要計画の施設構成図
公表された用途・役割を編集部が図式化。完成予定の外観を描いたものではありません。タップ・クリックで拡大

施設構成図の根拠:行政・事業者の資料。作図・確認:2026-09-29/Smart Select。施設構成図は編集部作成で、上の公式地図とは別の図です。

計画の全体像

計画・場所内容段階・時期
自由が丘一丁目29番地区第一種市街地再開発事業
駅正面口側・一丁目29番
ミューズスクエア・住宅・歩行空間商業施設開業済み
2026-09-17開業
一次資料
自由が丘東地区第一種市街地再開発事業
駅東側・一丁目10〜13番
商業・業務・住宅・道路・広場都市計画決定後の手続き
確定した開業日ではない段階
一次資料

一丁目29番地区|ミューズスクエアの開業

駅周辺の建物老朽化、狭い道路での歩行者と車両の交錯、荷さばきによる混雑が整備の背景です。2017年に準備組合が設立され、2020年の都市計画決定、2022年の組合設立認可、2023年の権利変換認可・新築工事着工へ進みました。

施行者は自由が丘一丁目29番地区市街地再開発組合、参加組合員はヒューリックです。組合とヒューリックは2026年9月17日に商業施設の開業を発表しました。2025年更新の区ページに残る「2026年度竣工予定」より新しい発表を、商業施設の開業状況に採用しています。

道路の片側拡幅、街角広場、歩行者通路などを建物更新と合わせる構成です。新しい店舗の集客と、荷さばきや人通りの変化は、正面口周辺の歩きやすさに直接関係します。

目黒区:自由が丘一丁目29番地区(資料:2025-09-25更新/確認:2026-09-29) / 再開発組合:ミューズスクエア開業発表(資料:2026-09-17/確認:2026-09-29)

東地区|約250戸の住宅を含む別計画

対象は自由が丘一丁目10〜13番。権利者側が2024年4月に街づくり提案書を提出し、2025年10月8日に都市計画が決定されました。2026年6月には組合設立に向けた区域の縦覧等が案内されています。これは29番地区の追加工事ではありません。

都市計画概要では住宅建設の目標が約250戸、主用途は商業・業務・住宅・駐車場です。建物の高さの限度95mは都市計画上の制限で、確定した竣工建物の実測値ではありません。補助46号線の拡幅、自由通りとの接続、広場を一体で整えます。

計画づくりは東地区の準備組合、都市計画手続きは目黒区が担います。開業済みの29番地区と、東地区の将来の住宅供給を合算して「すでに増えた賃貸戸数」とするのは不適切です。

目黒区:自由が丘東地区(資料:2026-09-28更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:自由が丘東地区・都市計画概要(資料:2025-10-08都市計画決定/確認:2026-09-29)

資金は地区別|商業施設の投資と公的整備を分ける

29番地区では参加組合員のヒューリックが事業に参画しています。組合方式では保留床の取得等による民間資金と、公的補助・公共施設の整備費を分けて考えます。行政が都市計画を決定したことは、建物の全費用を区が支払うことを意味しません。

東地区は組合設立や権利変換等の手続きに応じて資金計画が具体化する段階です。29番地区の費用や自由が丘駅周辺全体の年度予算を東地区の総事業費として転記せず、事業ごとの認可・負担の枠組みで確認します。

再開発組合:ミューズスクエア開業発表(資料:2026-09-17/確認:2026-09-29) / 目黒区:自由が丘東地区(資料:2026-09-28更新/確認:2026-09-29) / 東京都:市街地再開発事業の仕組みと地区一覧(資料:掲載日なし/確認:2026-09-29)

暮らしと投資用マンションへの影響

以下は公表計画をもとにした編集部の分析・物件選定の確認点です。価格・家賃の上昇を予測するものではありません。

需要

買い物・飲食の選択肢が増えることと、駅近の住まいを必要とする世帯が増えることは別です。勤務先への通勤、生活費、騒がしさまで含めて既存入居者の住み続けやすさを見ます。

供給

東地区の住宅目標約250戸は計画値です。分譲・賃貸の実際の募集住戸、面積、設備が出た段階で既存住戸との重なりを確認します。

生活圏

奥沢側の物件も自由が丘駅を使いますが、踏切、道路横断、商店街の経路は正面口側と違います。行政区名よりも物件の玄関から利用施設までの経路が重要です。

保有・売却

開業済み商業施設は現地で利用状況を確認できます。東地区の完成期待を売却価格に自動加算せず、現在の家賃と修繕費を基準に将来の収支を比較します。

保有・売却の検討と関連記事

現在の家賃・返済・修繕費を入力し、保有・売却シミュレーション(無料登録)で手残りを比較できます。シミュレーションは再開発による値上がりを自動予測するものではありません。

目黒区の駅別記事一覧

よくある質問

自由が丘駅の計画はどの段階ですか?

自由が丘駅正面口側ではミューズスクエアが2026年9月17日に開業しました。一方、東地区は別の組合・区域による再開発で、都市計画決定後の手続きが進んでいます。今すぐ使える商業施設と、これから具体化する住宅・道路計画を分けて見る駅です。

再開発だけで家賃や売却価格は上がりますか?

断定できません。利用する改札、駅までの経路、築年数・間取り、競合住戸の募集条件、修繕・返済負担を合わせて比較します。

主な出典と確認日

再開発組合:ミューズスクエア開業発表(資料:2026-09-17/確認:2026-09-29) / 目黒区:自由が丘東地区(資料:2026-09-28更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:自由が丘一丁目29番地区(資料:2025-09-25更新/確認:2026-09-29) / 目黒区:自由が丘東地区・都市計画概要(資料:2025-10-08都市計画決定/確認:2026-09-29) / 東京都:市街地再開発事業の仕組みと地区一覧(資料:掲載日なし/確認:2026-09-29)