
スクランブル交差点側からの完成予想図です。高い東棟は既に開業しており、今回の第Ⅱ期は低層側の中央棟・西棟。東棟の高さを新規建設の規模として数える計画ではありません。
渋谷駅改良とスクランブルスクエア中央棟・西棟、駅前広場を一体で進める再開発です。東急・JR東日本・東京メトロは、駅・主要な歩行者ネットワークを2030年度に概成させ、第Ⅱ期を2031年度、広場を含む全体を2034年度に完成させる予定を公表しています。
渋谷駅街区・渋谷スクランブルスクエア第Ⅱ期|東京都渋谷区渋谷二丁目・道玄坂一丁目周辺
| 項目 | 公表内容 |
|---|---|
| 所在地(駅前広場等を含む全体) | 東京都渋谷区渋谷二丁目・道玄坂一丁目周辺 |
| 最寄り・関連駅 | 渋谷駅 |
| 主な事業者 | 東急・JR東日本・東京メトロ |
| 工程 | 2025年5月第Ⅱ期着工/2030年度駅・歩行者ネットワーク概成、2031年度第Ⅱ期完成、2034年度全体完成予定 |
| 規模 | 第Ⅱ期延床約95,000㎡/全体約276,000㎡/西口デッキ約3,000㎡ |
| 用途 | 商業施設・オフィス・鉄道・公共施設 |
出典:東急・JR東日本・東京メトロ共同発表(2025年5月9日)(2026年9月10日確認)。
工程が2027年度から変更された背景
駅を営業しながら、JR山手線・埼京線と銀座線が立体交差する場所で工事を進める計画です。ホームと建物が一体になった部分もあり、施工計画の見直しが重なりました。さらに歩行者動線や広場、防災設備を再編し、事業者は2025年5月に完成工程を変更しました。
これまでの駅改良には埼京線・銀座線ホームの移設や、約4,000㎥の東口雨水貯留施設整備も含まれます。買い物先が増えるだけでなく、乗り換えと冠水対策を伴う都市基盤の更新です。
出典:共同発表2ページ・計画変更の背景(2026年9月10日確認)。
2030・2031・2034年度にできるもの
| 時期 | 対象 | 区分 |
|---|---|---|
| 2019年 | スクランブルスクエア東棟開業 | 実施済み |
| 2025年5月 | 中央棟・西棟の工事着手 | 実施済み |
| 2030年度 | 駅の主要施設、東西南北の歩行者ネットワーク | 概成予定 |
| 2031年度 | スクランブルスクエア中央棟・西棟 | 予定 |
| 2034年度 | ハチ公広場などを含む全体 | 予定 |
同じ「渋谷駅再開発」の中でも、施設ごとに使える時期が異なります。周辺物件の募集資料へ将来の駅経路を書く場合は、該当する通路の工程が基準になります。
出典:2025年5月9日共同発表(2026年9月10日確認)。
幅22〜23mの自由通路と西口デッキ
| 整備箇所 | 公表規模・接続 |
|---|---|
| JRハチ公改札前 | 最大幅22mの東西自由通路 |
| JR南改札前 | 最大幅23mの東西自由通路 |
| 西口3階上空施設(仮称) | 約3,000㎡。JR・銀座線の改札、渋谷中央街、桜丘方面と接続 |
| 4階東口スカイウェイ(仮称) | 銀座線ホーム上部の空中回廊 |
| 駅周辺5か所の広場 | 全体で約20,000㎡ |
道玄坂・桜丘・宮益坂では、駅と物件の間に線路や高低差があります。通路の整備は直線距離を変えなくても、実際に歩ける経路を変えます。改札から住戸まで同じルートを使える物件かどうかが、駅近接の比較で重要になります。
出典:共同発表・歩行者ネットワークと広場整備(2026年9月10日確認)。
第Ⅱ期建物の公表所在地は渋谷二丁目です。この記事の道玄坂側という表現は、西口の広場・歩行者動線を含む駅周辺全体を指します。
中央棟・西棟の規模と商業施設
| 対象 | 公表規模 |
|---|---|
| 中央棟 | 地上10階・地下2階、高さ約61m |
| 西棟 | 地上13階・地下4階、高さ約76m |
| 第Ⅱ期合計 | 延床約95,000㎡ |
| 東棟を含む全体 | 延床約276,000㎡ |
商業フロアは既存東棟とつながる計画です。施設規模の増加は買い物の選択肢を増やす一方、既存店舗には新たな競争相手が加わります。住宅賃料の上昇率を示す公表値ではありません。
出典:共同発表・第Ⅱ期建築概要(2026年9月10日確認)。
桜丘・道玄坂・宮益坂を別々に比較
桜丘側では西口デッキへの接続、道玄坂側では東西自由通路、宮益坂側では東口の空中回廊が関係します。街区名が同じでも、物件から使う改札と出入口が違えば便益も異なります。
宮益坂地区再開発は東急・ヒューリック参画の別事業。商業・業務の供給量を合計するときは、駅街区の約95,000㎡と重複しない区域として扱います。
渋谷区の居住人口
| 集計範囲 | 2026年8月1日推計 | 統計の基準 |
|---|---|---|
| 渋谷区全域 | 238,409人 | 2025年国勢調査速報値を基に補正 |
渋谷区全域の居住人口です。駅徒歩圏の人口、昼間の就業者、再開発後の予測人口とは集計範囲が異なります。
出典:東京都の人口(推計)(2026年9月10日確認)。
渋谷駅の利用者数
降車・他社線は含まない。年度平均で、計画の開業効果を分離した値ではない。コロナ禍、働き方、他路線への経路変更も含む増減であり、再開発単独の効果ではありません。
出典:駅利用者数の原データ(2026年9月10日確認)。
出典:駅利用者数の原データ(2026年9月10日確認)。
よくある質問
渋谷駅の再開発は2027年に完成しますか?
2025年5月の共同発表で工程が変更されています。駅の主要施設・歩行者ネットワークは2030年度概成、中央棟・西棟は2031年度、全体は2034年度の予定です。
渋谷駅再開発と宮益坂再開発は同じ事業ですか?
別の事業です。駅街区は駅設備・スクランブルスクエア・広場などを対象とし、宮益坂地区は駅東側の別の組合施行事業です。
物件選定に関する記述は、公表事実に基づく編集部の見解です。
