
地下の黄色い区間が第一期の整備イメージです。右の赤い矢印は第二期整備の方向を示し、今回認定された第一期だけで羽田空港まで直通することを示す図ではありません。
新空港線(蒲蒲線)の第一期は、東急多摩川線側と京急蒲田駅付近を結ぶ計画です。2025年10月に速達性向上計画が認定され、都市計画などの手続きが続きます。羽田空港までの直通が同時に決まった事業ではありません。
新空港線(蒲蒲線)第一期整備|東京都大田区・矢口渡駅〜蒲田駅〜京急蒲田駅付近
| 項目 | 公表内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都大田区・矢口渡駅〜蒲田駅〜京急蒲田駅付近 |
| 最寄り・関連駅 | 蒲田駅・京急蒲田駅・矢口渡駅 |
| 主な事業者 | 東急電鉄・羽田エアポートライン・大田区 |
| 工程 | 2025年10月3日速達性向上計画認定/開業予定は令和20年代前半 |
| 規模 | 第一期整備区間約1.7km/総事業費約1,248億円 |
| 用途 | 鉄道 |
出典:大田区・新空港線メインページ(2026年9月10日確認)。
離れている蒲田の2駅をつなぐ第一期
東急・JRの蒲田駅と京急蒲田駅は離れており、路線をまたぐ移動の改善が長年の課題でした。第一期は矢口渡側から東急蒲田駅を地下化して、京急蒲田駅付近の蒲田新駅(仮称)へつなぐ計画です。
| 区分 | 対象・段階 |
|---|---|
| 第一期 | 矢口渡〜蒲田新駅(仮称)、約1.7kmの整備区間 |
| 第二期 | 京急空港線側への接続方法を調整中 |
| 整備主体 | 羽田エアポートライン |
| 営業主体 | 東急電鉄 |
出典:大田区・第一期整備と事業の仕組み(2026年9月10日確認)。
2025年の認定と残る手続き
| 時点 | 公表された進捗 |
|---|---|
| 2022年10月 | 区と東急電鉄の出資で整備主体を設立 |
| 2025年4月4日 | 整備構想・営業構想の認定 |
| 2025年10月3日 | 速達性向上計画の認定 |
| 今後 | 都市計画等の手続き、その後に工事着手 |
| 開業予定 | 令和20年代前半 |
国の認定取得は構想段階からの進展ですが、線路が既に供用されている状態とは違います。
出典:大田区・認定の経過(2026年9月10日確認)。
1,248億円の事業費と第二期の技術課題
2025年10月認定計画の総事業費は約1,248億円です。事業は線路・駅を整備する会社と運行する会社を分け、整備費の3分の1ずつを国と地方自治体の補助、残りを整備主体の出資・借入等で賄う構成です。
東急と京急では線路幅が異なります。第二期は車両技術、三線軌条、対面乗り換えなど複数の方法が比較対象であり、「空港直通」が確定した前提で第一期の効果を説明することはできません。
出典:大田区・資金構成と第二期の課題(2026年9月10日確認)。
蒲田の物件と空港アクセスの関係
| 候補物件の条件 | 影響の読み方 |
|---|---|
| 東急蒲田駅を使う物件 | 新しい地下駅と改札の位置が、現在の地上駅までの徒歩経路にどうつながるかが関係する。 |
| 京急蒲田駅を使う物件 | 既存の京急空港線による空港アクセスと、新線側への乗り換え改善を区別する。 |
| 空港勤務者を想定する賃貸 | 始発・終電、勤務時間帯の運行、乗換時間で使い勝手が変わる。日中の最短時間だけで需要を決めない。 |
| 長期保有の収支 | 開業前の工事期間も現在の賃料・管理費・修繕費で維持できるかを比較する。 |
大田区の居住人口
| 集計範囲 | 2026年8月1日推計 | 統計の基準 |
|---|---|---|
| 大田区全域 | 762,734人 | 2025年国勢調査速報値を基に補正 |
大田区全域の居住人口です。駅徒歩圏の人口、昼間の就業者、再開発後の予測人口とは集計範囲が異なります。
出典:東京都の人口(推計)(2026年9月10日確認)。
よくある質問
蒲蒲線は羽田空港まで直通しますか?
認定された第一期は京急蒲田駅付近までです。第二期の整備方法は軌間の違いを含めて検討中で、空港直通の運行方式や時期は確定していません。
蒲蒲線の開業予定はいつですか?
大田区は令和20年代前半と公表しています。許可取得後に都市計画などの手続きを数年かけて進め、その後に工事着手とする説明です。
物件選定に関する記述は、公表事実に基づく編集部の見解です。
