
左側の森JPタワー、右側の住宅棟、低層の商業・緑地が一体になった配置です。塔の高さだけでなく、駅から低層部を通る経路が周辺住宅の生活動線に関係します。
森ビルが参画した虎ノ門・麻布台地区の再開発です。2023年に街が開業し、レジデンスBは2025年10月に竣工。住宅約1,400戸、オフィス約214,500㎡を備え、神谷町と六本木一丁目を結ぶ歩行者経路も整備しています。
麻布台ヒルズ|東京都港区虎ノ門五丁目・麻布台一丁目・六本木三丁目
| 項目 | 公表内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区虎ノ門五丁目・麻布台一丁目・六本木三丁目 |
| 最寄り・関連駅 | 神谷町駅・六本木一丁目駅 |
| 主な事業者 | 森ビル |
| 工程 | 2023年11月24日開業/レジデンスBは2025年10月竣工 |
| 規模 | 区域約8.1ha/延床約861,700㎡/住宅約1,400戸/商業約150店舗 |
| 用途 | 商業施設・住宅・オフィス・ホテル・文化施設 |
出典:森ビル・麻布台ヒルズ計画概要(2026年9月10日確認)。
木造建物の密集と道路の分断を解消
もともとの計画地は高台と谷地が入り組み、細分化された敷地に小規模な木造住宅やビルが密集していました。東西を通り抜ける道路の不足も課題でした。再開発は高層ビルの新築だけでなく、道路・公園・防災空間をまとめて更新する事業として進みました。
出典:開発前の課題(2026年9月10日確認)。
協議会から開業までの手続き
| 時点 | 実施された工程 |
|---|---|
| 1989年 | 地区の街づくり協議会設立 |
| 2017年9月 | 国家戦略特区の区域計画認定・都市計画決定 |
| 2018年3月 | 再開発組合設立認可 |
| 2019年2月 | 権利変換計画認可 |
| 2019年8月 | 着工 |
| 2023年11月 | 街の開業 |
| 2025年10月 | レジデンスB竣工 |
約300人の権利者が関わり、協議会発足から開業まで30年以上かかっています。過去事例として見ると、計画発表・組合認可・権利変換・着工はそれぞれ別の節目で、構想段階の年だけから完成時期を読めないことが分かります。
出典:開発経緯年表(2026年9月10日確認)。
住宅・就業者・来街者の規模
| 指標 | 事業者の公表規模 | 区分 |
|---|---|---|
| 住宅 | 約1,400戸 | 計画・施設規模 |
| オフィス総貸室面積 | 約214,500㎡ | 施設規模 |
| 就業者 | 約20,000人 | 事業者想定 |
| 居住者 | 約3,500人 | 事業者想定 |
| 年間来街者 | 約3,000万人 | 事業者の計画規模・実績として扱わない |
住宅戸数は賃貸空室数ではありません。また、年間来街者には買い物・文化施設の利用が含まれるため、居住者の転入予測には置き換えられません。周辺の賃貸住宅にとっては、就業先の増加と、高額帯住宅の供給が同時に起きる事例です。
出典:計画概要・施設概要(2026年9月10日確認)。
神谷町側と六本木一丁目側の違い
| 物件の位置・条件 | 比較に使える事実 |
|---|---|
| 神谷町側 | 日比谷線の利用と低層商業への経路が中心。坂道や出入口までの高低差で徒歩の負担が変わる。 |
| 六本木一丁目側 | 南北線への接続が軸。品川延伸は別工程で、現時点の通勤時間とは分ける。 |
| 広い高額帯住戸 | 約1,400戸の住宅供給は競合側の要素。分譲・賃貸、面積、サービスをそろえた募集住戸の比較が必要。 |
| 過去再開発との比較 | 虎ノ門ヒルズの駅一体開発と比べると、麻布台は住宅・教育・医療を含む構成。街名や高さだけでは住宅需要を比較できない。 |
南北線の品川延伸の公表所要時間は、開業後の見込みとして別記事に掲載しています。
港区の居住人口
| 集計範囲 | 2026年8月1日推計 | 統計の基準 |
|---|---|---|
| 港区全域 | 273,176人 | 2025年国勢調査速報値を基に補正 |
港区全域の居住人口です。駅徒歩圏の人口、昼間の就業者、再開発後の予測人口とは集計範囲が異なります。
出典:東京都の人口(推計)(2026年9月10日確認)。
よくある質問
麻布台ヒルズはいつ開業しましたか?
街の開業は2023年11月24日です。住宅棟を含む全工程がその日に終わったわけではなく、レジデンスBは2025年10月に竣工しています。
公表されている居住者数は実績ですか?
計画概要の約3,500人は計画規模を示す想定です。住民基本台帳による実入居人数や港区全体の人口とは異なります。
物件選定に関する記述は、公表事実に基づく編集部の見解です。
