
上段が中央新幹線の所要時間計画です。品川〜名古屋の最速40分は途中駅に全て停車する列車の所要時間ではありません。下段の東海道新幹線は、列車構成の変化に関するJR東海の説明です。
リニア中央新幹線の東京側ターミナルは品川駅です。JR東海は品川〜名古屋を最速40分で結ぶ計画を示す一方、開業時期は予測できないと説明しています。資金試算に使う2035年と実際の開業見通しを分け、品川の再開発との関係を整理します。
リニア中央新幹線・品川ターミナル|東京都・品川駅地下/品川駅周辺
| 項目 | 公表内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都・品川駅地下/品川駅周辺 |
| 最寄り・関連駅 | 品川駅 |
| 主な事業者 | JR東海 |
| 工程 | 品川〜名古屋建設中/開業時期は予測できないと事業者公表 |
| 規模 | 品川〜名古屋最速40分の計画/工事費見通し11兆円(2025年10月) |
| 用途 | 鉄道 |
出典:JR東海・中央新幹線計画(2026年9月10日確認)。
品川に長距離交通の入口が加わる
中央新幹線は東京・名古屋・大阪を結ぶ高速交通の計画で、先行して品川〜名古屋間の建設が進んでいます。既存の東海道新幹線に別経路を加え、都市間移動の時間を縮めることが事業の軸です。
都心の物件に関わるのは、品川ターミナルへの到達時間です。名古屋までの車内時間が短くなっても、自宅から品川までの乗り換えと駅構内の移動は残ります。
出典:JR東海・中央新幹線の目的と計画(2026年9月10日確認)。
2027年以降・2035年・開業未定の意味
| 表記 | 意味 |
|---|---|
| 認可計画の「2027年以降」 | 工事計画の表記で、2027年開業を約束する表示ではない。 |
| 2025年統合報告書 | 2027年開業は実現できず、新しい開業時期を予測できないと説明。 |
| 2025年10月の「2035年」 | 経営体力の計算上、便宜的に設定した仮定。開業見通しではない。 |
出典:JR東海・試算に用いた年の注意書き(2026年9月10日確認)。
出典:JR東海・2025年の工程説明(2026年9月10日確認)。
11兆円の工事費と需要試算の読み方
2025年10月29日、JR東海は品川〜名古屋間の総工事費見通しを11兆円に改めました。物価上昇、難工事への対応、仕様の深度化などを増加要因に挙げています。
同社の経営体力の試算は、のぞみ指定席より700円高い価格設定や航空・東海道新幹線からの利用転移などを仮定しています。これは鉄道事業の収入計算であり、品川駅周辺の人口やマンション価格を予測した資料ではありません。
出典:JR東海・工事費見通しと試算前提(2026年9月10日確認)。
品川の住宅選定では、近い将来の整備と分ける
| 比較軸 | 品川での扱い |
|---|---|
| 都市間の移動 | 名古屋方面への出張など、利用目的がある人には品川までのアクセスが意味を持つ。 |
| 周辺住宅の賃料 | 現在の在来線・新幹線・空港アクセスと住環境で比較し、開業未定の短縮分を現行賃料の根拠に加えない。 |
| 他の再開発 | 高輪ゲートウェイの施設供給、品川駅周辺の建物、南北線延伸は別の工程と事業主体で進む。 |
| 売却時期 | リニアの便宜的な試算年を売却年に固定すると、工期の変化を吸収できない。 |
TAKANAWA GATEWAY CITYの実際の施設・賃貸募集と、品川駅周辺の再開発を合わせて読むと、既に使える機能と今後の計画を分けられます。
港区の居住人口
| 集計範囲 | 2026年8月1日推計 | 統計の基準 |
|---|---|---|
| 港区全域 | 273,176人 | 2025年国勢調査速報値を基に補正 |
港区全域の居住人口です。駅徒歩圏の人口、昼間の就業者、再開発後の予測人口とは集計範囲が異なります。
出典:東京都の人口(推計)(2026年9月10日確認)。
品川駅の利用者数
降車・他社線は含まない。年度平均で、計画の開業効果を分離した値ではない。コロナ禍、働き方、他路線への経路変更も含む増減であり、再開発単独の効果ではありません。
出典:駅利用者数の原データ(2026年9月10日確認)。
出典:駅利用者数の原データ(2026年9月10日確認)。
よくある質問
リニアは2035年に開業しますか?
2035年はJR東海が2025年10月の資金計算に便宜的に置いた年で、開業見通しではありません。同発表は開業時期を現時点では予測できないと明記しています。
品川から名古屋は何分になる計画ですか?
JR東海は最速40分を示しています。自宅から品川駅、地下ホームまでの移動、待ち時間や名古屋駅到着後の移動は含まれません。
物件選定に関する記述は、公表事実に基づく編集部の見解です。
